cuarto dia(4日目): 魅惑と心酔のグラナダ編      ※100ptas=約 65円 ※


時計を持ってなかったから正確な時間は分からんかってんけど、たぶん7時くらいやったと思われる。
俺はとなりのガキの声で目が覚めた。

その2組の親子連れはどうやらバルセロナから乗ってきてたみたいで、バルセロナからならもう8時間くらいは乗ってることになるから、俺たちより早く眠りについていたガキ達はすっかり目が覚めて、めちゃめちゃ元気に、とゆうかうるさいくらいに騒いでた。

こっちは3時から乗ってまだ全然寝てないのにそんなことはお構いなし。
親も親で静かにしなさいとは一応ゆうものの、怒る気配は全くなし。
日本やったら確実に苦情の嵐なんは間違いなしやねんけど、でもそこはスペイン。
さすがとゆうか何とゆうか、誰も何もゆうことなく、おおらかなんかただ単に我慢強いだけなんか・・・・。

とりあえず俺はそのガキ達のせいでその後ほとんど寝れず。。。。
どんだけどつき回したかったか。(怒怒怒)
いやいや、俺もまだまだ大人げない・・・・。
でも、そのガキ達が初期型ゲームボーイを持ってたのにはちょっと驚いたけど。。。。

とにかく、ガキのこともあるけど、やっぱ9時間以上もバスに乗ってたら滅入ってくるわ・・・・。


 世界の車窓からvol.2(ヴァレンシア〜グラナダ間)
バスから見た風景、特に何てことないな・・・
途中にあった謎の塔、カテドラルやろか?



グラナダに着いたら始めに行くところはもう決めていた。

グラナダには日本語情報センターとゆうところがある。
俺らはこの旅で、日本人とマクドには頼らない!!と決めててんけど、T/Cを現金に替えれないとゆう緊急事態にそんなことをゆってられる余裕はなかった。

で、行ってみると、きれいなオフィスみたいになってるんかと思いきや、おもっきし日本人のおっさんの自宅やん・・・・。

まあとりあえずT/Cのことを聞いてみると、ふつーに両替できるでって・・・・。




え?どうゆうことですか???




バルセロナであんなに苦労して替えれんかってんから、T/Cなんか今までに使ったことのない俺達は何か特別な替え方があんねやろうて思ってた。
そやから、俺らは一瞬、だから無理やってんて!!ておっさんにツッコミ入れたくなった。


でも、銀行行ってみるとほんまにふつーにできたし・・・・。

じゃあバルセロナでのあの苦労は何やったんよ!!??

グラナダよかバルセロナの方がはるかに大きな街やん!!

せやのに、何でグラナダの方が簡単に両替できるんよ・・・・。

バルサの銀行はどーなっとんじゃ〜〜〜〜〜い!!!!

でも、実際両替出来た時は今までの苦労を考えると感動して泣きそうやった、まじで。


せっかくやからついでにそのおっさんにいろいろ聞いてみると、どうやら昨日の祝日から4連休らしく、観光地であるグラナダはすんごい人であふれかえっているらしい。
で、宿の方もほとんどどこでも満室になってるんちゃうかて。

そしたら、おっさんがスペイン語で宿予約してくれるてゆうから頼んでみてんけど、何軒か断られたもののけっこうあっさりとれた。
宿に行ってみると部屋は全然空いてたし・・・・。

もしや、おっさんに騙されたか!?予約料とかもしっかり取られたし。。。。
(おっさんまあまあいい人やったけど、相当変な人やったし、でもそこにいた猫はかわいかったけど♪)

その宿は2人で3500ptas、めっちゃ安かった!!
けっこういい感じの部屋やったし、共同風呂もよかったし。


で、さっそく荷物を置くとまずはアルハンブラ宮殿に行った。
(行く途中で買ったパンがめっちゃおいしかった♪)

が、すでにチケットはsold outやった・・・・。
この宮殿、1日の入場制限が決まってるらしい。
しかも、この日4連休の真っ最中やったし、もう朝早く行かなチケット取れんかったみたい。
まあ俺らはそのこと知っててんけど、一応行こかてことで行ってんけどな。

で、出口から入ったろかなとも思ってんけど、(怖いっぽい黒いスーツのおっさんが3,4人いたけど、全然隙あったし・・・)こんな言葉も通じんとこでもめるのも何やなとか思ってやめといた。
でも、この宮殿は丘の上にあって、そこからの眺めはめっちゃ良かったで!!!

アルハンブラ宮殿の裏側
 なんとなく異国情緒あふれてるっしょ?


カルロス5世宮殿
 スペイン・ルネサンスを代表する建物


宮殿から見たアルバイシン
 白壁の家々が特徴的
同じく宮殿の別の場所から見たアルバイシン

宮殿の中にあるサンタ・マリア教会
 金きらきんでまぶしかったっす



宮殿に入れんかった俺たちはその後、もちろんカテドラルや王室礼拝堂もしっかり見て回った。

カテドラル、イタリア・アラブ折衷様式の建物
 シエスタの時間で中には入れず・・・


王室礼拝堂
 イサベル女帝とその一族が眠る墓


横から見た王室礼拝堂
 カテドラルの横にあるがそれよりもその歴史
 は古い

   王室礼拝堂の天井
    天井まで何とも幻想的・・・
近くにあった大学
 中にも入ってみたけど連休中で人ほとんど
 おらず
大学前にいた右腕のない変態仮面
 パンティーかぶっとります・・・(爆)




で、夕方になると、夕陽を見るために宮殿の向かいのアルバイシンてゆうアラブ人住居地区に行ってんけど、ここからの眺めも同じくさいこーー!!
ちょっと天気がおもわしくなかって夕日がはっきり見えんかったんは残念やってんけどな。

アルバイシンから見たアルハンブラ宮殿
 どこか物哀しさを感じさせる・・・

夕陽をバックにしたグラナダの街並
 もう少し天気が良ければよかったんやけど

アルバイシンの路地
 元来、城塞都市だけに道は迷路のように
 入り組んでいて方向感覚を失わせる


一応大体のとこを見て回ると、天気が悪かったことや、バスであんまし寝れんくてしんどかったこともあり、一度宿に帰って1時間半ほどまったりしてた。


8時前になって夜食を食べに行こうってことになってんけど、今日は最初に行った日本人センターのおっさんに紹介してもらってた店があったからそこに行ってみた。

スペインのbarでは定食ってもんがpopularらしいねんけどスペイン語なんか分からん俺らにはどれが定食なんか分かるわけもなく、今まで食べる機会がなかってんけど、せっかくやからっておっさんに定食の頼み方を教えてもらったわけ。
まあ、おっさんがスペイン語で紙に何やら書いたやつを店員の人に見せるだけやってんけどな・・・・。(笑)

で、店に行ったら隣りに日本人の女のコが2人いた。てゆうより、そのコらしか客おらんかってんけど・・・・。
きっとこのコらもあのおっさんにこの店紹介されたんやろな。。。。

俺はここでピーマンの牛肉詰め定食ってやつを食べてんけど、お味はまあまあやった。


で、グラナダがすごかったんはここから!!!
日本人のおっさんに紹介してもらったんはbarの他にもう1つあった。

それは、フラメンコ!!!

おっさんちょっとあやしかったし、俺らにそのフラメンコめちゃめちゃ薦めてくる。
俺はこのおっさんあやしいからなー、このフラメンコもどーなんやろ・・・・とか思っとってんけど、これがめちゃめちゃよかった!!!!!

とりあえず送迎バスが来るから9時5分におっさんと待ち合わせとってんけど、俺らは定食には食後にコーヒーが出ることなんか露知らず、それ飲んでたら10分ほど遅刻してしまった。
ほんなら、バスもう行ってしまってた・・・・。(爆)
やから、歩いて現地まで行くことになってもーてんけど、おっさんちょっと、いやかなり?怒ってた・・・・。

で、そのフラメンコは洞窟住居ってとこでやるフラメンコで、もうすげーのなんのって!!!
言葉では簡単に言い表せんくらい魅惑的で幻想的なもんやった。
洞窟やから音が反響してめっちゃ重量感があるし。
踊り子の踊りもめっちゃ迫力あって圧倒され通しやったし。

フラメンコにはそんな期待してなかった俺はもうすんげー感動してもーた。
グラナダの洞窟フラメンコ、これはこれからスペイン行く人には是非是非おすすめやね!!!

まずは一番年下の女のコから
 まだ経験浅そうやのにそんなことは感じ
 させんくらいのすごい躍動感があった


次は前のコのおねーさん、たぶん
 前のコよりも踊りに色気が加わって色っぽ
 かった♪かわいかったし軽く惚れたかも(爆)


一転、男の踊り子
 やっぱ男だけに力強さがあってかっこよかっ
 た〜


やはりベテランはうまい
 色気に妖艶さが加わり、もう観客全てを
 酔わしてた

トリは大御所
 ただの太ったおばちゃんなんかじゃない!!
 全てを極めたその迫力には引き込まれずには
 いれんかった・・・
終演後に大御所と
 何とも言えない感動が込み上げてきたね





その後、アルハンブラ宮殿の夜景無料ツアーとかあってんけど、天気悪かったことと、感動が覚めやらんかったことからもうそんなもんはパスして、2人でフラメンコの会話で盛り上がりながら宿に帰った。

スペインっコはみんな夜更かしで夜遅くまでずっと騒いでる。
この日も宿の前の通りとかめっちゃ騒がしかって俺らももうちょっと遊んでたかってんけど、今日はちょっと雨に打たれてしもーたこともありあったかくして寝ることにしたのやった。

何を隠そう俺ら2人とも酒弱くてあんまし飲める方じゃないし。
スペイン来てかなり損してるなこれはやっぱ・・・・。

でも、今日はほんまにいいもん見させてもらったわ。
また明日もおもろいことがいっぱいありますよーに。。。。


quinto dia(5日目): 陽心と興奮のコルドバ編  につづく





戻る